心理セラピーの解説ブログ2

順番に読んで頂くと、繋がります。

⑧心の仕組み(2)【現実を苦しくするトラウマの現象化とは?】

 

トラウマが現実を苦しくさせる

 

もう一つのパターンについて解説します。

 

 

 

【現象化】

 

大きなトラウマを持っていると、大きな負の感情のエネルギーを持っていることになります。

 

そのエネルギーが、現実に投影されます。

 

これを【現象化】と呼んでいます。

 

トラウマに関連する似たような事を人生で繰り返し現象化します。

 

例えば

 

「幼少期に親に安心させてもらえず、説明も受けずに混乱していたトラウマがある人は大人になっても、しごと等で混乱状態ななります」

 

「親子関係が上下関係だった人は、大人になっても人間関係が、上下関係だったりします。」力関係で上にも下にも

※虐待されてた子が親になり、同じように虐待してしまうのもこれ

 

「いじめられっ子は、環境を変えてもまた、いじめにあってしまう現象が起きます。」

「敵がいて戦う事で、勝ち取ってきた幼少期を過ごすと、大人になっても、戦い、敵がいて、ブラック企業に務めたりします」(戦いの人生)

 

「身内が亡くなった事を受け入れないトラウマがあると、夢に毎度出るという現象化もあります」

 

「愛情不足だった人は、大人になっても愛情が不足している経験を現象化します」

 

 

 

これがクライアントさんの悩みの原因がトラウマであり、癒す理由の2つ目です。

 

このパターンもトラウマ(抑圧した負の感情)を癒す事で、現象が起きなくなっていきます。

 

 

 

 

ここまでがトラウマを癒す必要性の話でした。

 

次の記事では、【本来のエネルギーを取り戻す話】をしたいと思います。